ギックリ腰について

【ギックリ腰(急性腰痛)とは?】           原因・症状・治療法をわかりやすく解説

こんにちは、巣鴨和み接骨院です。
「朝、顔を洗おうとしたら腰がグキッと痛くなった」「荷物を持ち上げた瞬間に動けなくなった」
そんな経験はありませんか?
それは一般的に “ギックリ腰” と呼ばれる状態かもしれません。


ギックリ腰とは?

ギックリ腰は正式な病名ではなく、急に腰に強い痛みが出る状態の通称です。
医学的には「急性腰痛症」と呼ばれます。

原因はさまざまで、次のような腰のトラブルが含まれます。

  • 腰椎椎間板ヘルニア

  • 腰椎骨折

  • 腰椎椎間関節捻挫

  • 脊柱管狭窄症

  • 筋・筋膜性腰痛(多くはこれ)

  • すべり症・分離症 など

このうち、**全体の7〜8割は「筋・筋膜性腰痛」**と呼ばれるタイプです。
今回はこの「筋・筋膜性腰痛」について詳しくご説明します。


筋・筋膜性腰痛とは?

腰の筋肉(脊柱起立筋・広背筋・腰方形筋など)が傷つき、炎症を起こすことで痛みが出る状態です。
いわゆる「腰の肉離れ」に近いイメージです。

疲労の蓄積や冷えによって筋肉が硬くなった状態で、

  • 重い物を持つ

  • 急に体をひねる

  • 前かがみになる

といった動作をきっかけに発症することが多いです。


主な症状

  • 腰に強い痛みが出て、歩行や起き上がりが困難

  • 安静時にもズキズキと痛む

  • 前屈・後屈・ひねるなど、あらゆる動きで痛みが出る

  • 症状が重いときは、下肢にしびれが出ることも(※ヘルニアや狭窄症との区別が必要)

痛みは数日〜1週間ほどで落ち着くことが多いですが、
無理をすると長引くこともあるため注意が必要です。


治療法

巣鴨和み接骨院では、症状の段階に合わせて以下のような施術を行います。

🔹急性期(発症直後)

  • 安静を保ち、炎症を抑えることを最優先

  • テーピング固定やさらし固定で腰を安定

  • 鍼治療・電気治療によって痛みを軽減

🔹回復期(痛みが落ち着いてきたら)

  • 温熱療法やマッサージで筋肉の緊張を緩和

  • 血流を促し、再発予防へつなげます

自宅では、

  • 湿布やアイシング

  • コルセットでの固定

  • 温めて筋肉をほぐす(急性期を過ぎてから)

といったケアが効果的です。


予防とケアのポイント

ギックリ腰は「疲れ・冷え・無理な動作」が重なることで起こります。
次のことを意識すると予防につながります。

  • 重い物を持つ時は、腰ではなく膝を使う

  • 長時間同じ姿勢を避ける

  • 冷えないように腰を温める

  • 軽いストレッチや運動で筋肉を柔らかく保つ


まとめ

ギックリ腰は、誰にでも起こりうる身近な症状です。
痛みが強いと不安になりますが、
正しい治療と安静でしっかり回復することができます。

「腰を痛めた」「動けなくなった」と感じたら、
無理せず早めにご相談ください。
巣鴨和み接骨院では、痛みの原因を見極め、
あなたの体に合った治療でサポートいたします。