腰痛

腰痛は症状を表現する名称だと思ってしまいがちですが、実は単に事象を表わしているのに過ぎません。実際には細分化されており、例えばぎっくり腰や椎間板ヘルニア、靭帯の損傷など具体的な名称は別にあります。

腰痛の原因

腰痛の原因には腰の筋肉の捻挫や挫傷のほか、関節へのダメージが考えられます。それに伴う腰の痛みを総称して、腰痛と呼ばれるようになったのが起源です。腰痛の原因は転倒やスポーツ時など突発的な衝撃が与えられた際に発症するほかにも、毎日無理な動作をするうちにじわじわと症状が出てくる場合があります。

重いものを持ち上げようとした時に腰へ過度な負担が一気にかかり、悪化させてしまうこともあります。姿勢が悪いと腰に負担がかかり、当初は問題が無くても後から炎症などを起こすこともあるのが特徴です。

腰は身体の中心部にあることから、上半身も下半身も動作させる際には影響することから、痛みが出ることがあれば全ての運動能力に波及するのが厄介なところです。ぎっくり腰の場合はいつ発症するか予兆が無いことも多く、くしゃみをするなどちょっとしたきっかけで激しい痛みに見舞われてしまうことがあります。

腰痛の症状

腰痛の症状には一時的なものでしばらくすると治るケースがある一方で、恒久的に痛みが続く慢性的なものもありました。長年にわたって疲労が蓄積したり、骨盤が歪んでいるなどが原因で常に腰へのダメージが与えられてしまう場合もあります。骨の周囲に炎症が起こっている場合には冷却をして抑え込むほか、筋肉や靭帯が固まっているのが原因である場合にはマッサージなどをして解すこともあります。

腰痛を予防するには日頃からストレッチや適度な運動を行い、腰の周辺の筋肉に柔軟性を持たせつつ外部からのダメージにも耐えられるように強化することも大切です。それらの外科的な手法のほかにも、総合的に考えていくことも重要です。バランスの取れた食事と十分な睡眠が加わり、自然治癒能力が促進されて炎症や損傷からの回復を早めることができます。